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薬の正しいのみ方・使い方

 

 


■ 薬の正しいのみ方・使い方

【添付文書(能書)などを必ず読もう。】
薬には、用法・用量、効能・効果などのほか、使用上の注意、副作用等、正しく安全に使って頂く上で大切な情報が記載している説明書(添付文書)がついています。必ずよく読んでから使用する習慣を身につけましょう。また薬を使い終わるまで大切に保管しておきましょう。

【用法・用量を正しく守ろう。】
薬の作用は、使用量と深い関係があります。ある量以下では作用が現れないし、ある量以上では有害な作用を生ずるおそれがあります。定められたとおりの用法・用量を守りましょう。

【服用時間を守ろう。】
薬は、体内の必要としている場所で最も効果が発揮できるように、服用時間や、間隔、形状、量など工夫されて出来ています。
それぞれ定められた時間に飲まないと効果がなかったり、副作用を生じる事があるので、説明書を読んで決まった時間に服用しましょう。

● 食前/食後/食間/就寝前・・・っていつ飲めばいいの?
食 前 胃の中に食べ物が入っていないとき。 (食事前の1時間〜30分)
食 後 胃の中に食べ物が入っているとき。 (食後30分以内)
食 間 食事と食事の間のことで、前の食事から2〜3時間後に服用します。例えば朝食と昼食の間。食事の最中に服用するということではありません。
就寝前 寝る30分から1時間前くらいに服用します。

【服用の注意を守ろう。】
副作用の発生を防いだり薬の効果を正しく発揮させるために多種多様の剤形があります。添付文書をよく読み、正しく服用しましょう。

<錠剤、カプセル剤などを服用する時の注意>
錠剤・カプセル剤
 胃では溶けず、腸ではじめて溶けて効くようにつくられたものがあります。むやみに噛んだりつぶしたりしてはいけません。乳幼児には原則として使用してはいけません。
液剤
 主成分が沈んでいたりしますのでよく振ってから飲みましょう。薬を汚染する原因となるので、瓶に直接口をつけたり、飲むときに使ったスプーンを薬の入った容器に入れてはいけません。 また、目薬の容器の口を直接目につけてはいけません。

【薬は水やぬるま湯と一緒に飲みましょう。】
水と一緒にのむと胃の中で薬が水に溶け吸収が早くなります。また薬の成分が水で薄められ、粘膜への刺激を少なくします。

【併用をさけよう。】
薬には相互作用があり、2種類以上の薬を併用すると作用が強くなったり、反対に効き目が弱くなったりと期待する効果が得られない事があります。思わぬ副作用が現れたりするので、数種類の薬を服用する場合には、医師や薬剤師に相談しましょう。

【高齢者の薬の使用は特に注意しましょう。】
お年寄りは体の機能が全体的に低下しており、薬の代謝を行う肝臓や排泄を行う腎臓などの働きも弱くなっています。そのため薬の作用が強く出すぎたり、思わぬ副作用が現れたりする事があります。したがって、お年寄りは薬の使用量など特にその使い方に注意する必要があります。医師や薬剤師などの専門家から十分に説明を受けて正しく使用しましょう。
また、薬ののみ間違いやのみ忘れなどがない様に、家族や周囲の方が気をつけてあげる事も必要です。

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